手首痛抱えマスターズ出場 松山に「曽雅妮の二の舞」懸念

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 10日に開幕するゴルフのメジャー大会「マスターズ」(オーガスタ・ナショナルGC=7435ヤード・パー72)に出場する松山英樹(22)は、昨年痛めた左手首の関節炎が完治していない。

 ツアー参戦は3月のキャデラック選手権以来。開幕前日の9日はマーク・オメーラとともに後半9ホールをラウンド。その後、パットとアプローチの練習に時間を割いた。
「コースに対するイメージは湧いてきた。いいスタートを切りたいけど、自分が頑張っての結果。普段通りにやればいい」と意気込んだ。

 とはいえ公式練習2日目(8日)は予定の18ホールを回る予定を9ホールで切り上げた。練習中はテーピングをしている左手首を気にするしぐさも見せ、不安は隠せない。

 現地記者は「このままでは曽雅妮の二の舞いもある」と心配する。

■なまじプレーできることで不幸な結果に

 台湾出身の曽雅妮(ツエンヤニ・25)は07年にプロ転向。翌年19歳で全米女子プロに優勝すると10年にはクラフト・ナビスコを制し、11年には全米女子プロ、全英女子オープンにも勝って賞金女王に。プロになってわずか6年でメジャー5勝を含む米女子ツアー15勝を挙げ無類の強さを見せた。

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