マー君 故障再発は「捕手のサインにクビを振る」で防ぐ
それでも変化球が多いのは、正捕手・マッキャンのリードがそうだからだ。
「マッキャンはブレーブス時代、通算213勝のスモルツに徹底的にリードを仕込まれたメジャーきっての頭脳派捕手だからね。ポテンシャルのある投手には、2球目から勝負球のスプリットを要求するような高度なリードもしたがるのさ」(前出のスカウト)
どんなピッチャーだろうと投球の基本はストレートだ。田中も例外ではないうえ、150キロを超す一級品のストレートを持っている。頭脳派捕手のリードとはいえ、負担の大きな投球を強いられたら、再び故障する可能性もある。戦列に復帰したら田中は、マッキャンのリードにどんどんクビを振るべきだ。