日本ツアーに恋々の松山英樹 「シード変更」に文句タラタラ
■招待オファー殺到も自分では試合が選べない
ちなみに義務試合数をクリアできないと、13年賞金王で5年シードを持つ松山も、来年1年間の出場資格を剥奪されることになる。人気選手だから招待枠でのオファーは殺到するだろうが、自分で好きな試合を選べなくなるという不便が出てくる。
ゴルフジャーナリストの早瀬利之氏がこう言う。
「ケガをした左手の負担を軽くするため、以前に比べダウンブローを打ち込まなくなった。本人も違和感を感じ、苦しんでいるのでしょう。今回の件は、特権だと思っていた5年シードの規定を勝手に変えられて頭にきているのでしょうが、日本のシードがなくなることに不安を感じているのかもしれません。ただ『目標はメジャーで勝つこと』と本人も言っているのですから、『日本に帰らず、米ツアーでやります』というぐらいの覚悟が必要です。スポンサーがどんどん逃げ出して縮小していく、ちっぽけな日本ツアーにしがみつくことはない。すでに米ツアーで1勝を挙げており、力もある。日本のシードくらいでケチくさい言葉は聞きたくないですね」
JGTOからグチャグチャ言われてアタマにきたのなら、この際、日本ツアーの5年シードは返上するぐらいのことを言ってやればいい。それもできず、日本ツアーに恋々としているようでは、メジャー勝利は遠い。