巨人井端が7年目大田に物申す 「練習で頭を使っているか?」
「最近の若いヤツらはよく練習をやっている。ボクが若い時よりは間違いなくやっていると思う」
今年40歳を迎えるプロ18年目の大ベテランがこう言った。
13年まで在籍していた中日は、朝から晩まで練習漬け。地獄のキャンプで有名なチームである。それが、「今の若い選手の方が練習をしている」というのだ。
「確かに中日の練習時間は長いけど、やらされていた練習だったなと。最初の頃、ボクは全体練習が終わったら引き揚げていた。今思うと、プロは自分で考えてやらないとダメなんです。巨人では大田かな。もう7年目ですか。体はでかいし、いいものを持っている。なのに、なかなか芽が出なかった。もったいないなあ、もっと自分で考えないと、と思って見ていました。去年の後半にやっと打ち出したでしょう? 上半身と下半身の連動というか、体の使い方がやっと分かってきたんでしょうね」
■「若手は漠然と練習している」
大田泰示(24)は松井秀喜の「55」を背負い、原監督や球団に期待されながら、くすぶり続けて7年目。今季は一軍キャンプに帯同し、外野のレギュラー争いに加わっている。