羽川豊プロが8位の石川遼に注文 「次の試合の戦い方が大事」
惜しいバーディーチャンスもいくつかありました。これまで最終日に崩れていたことを考えると、慎重になって攻めあぐねていたかもしれません。
■米ツアーでは我慢のプレーは通用しない
勝ったリッキー・ファウラーは上がり4ホールで5つもスコアを伸ばす勢いのままプレーオフを制してツアー2勝目です。これまで何度も優勝争いを演じて悔しい経験をしてきました。米国では一番期待外れの選手というレッテルを張られて話題になりましたが、それらすべてが貴重な経験となって勝利につながったといえます。
だから石川も8位に満足することなく、次の試合でも4日間プレーしなければ今大会成績も意味がなくなってしまいます。
8位の次の試合で予選落ちなら、いままで積み上げてきたものすべて、台無しになってしまい、また最初からやり直しです。目標設定をさらに上げるためにも、予選通過を意識するのではなく、勝つことを意識してプレーすることが求められます。
松山英樹は最終日に69をマークして40位発進から17位フィニッシュでした。先週はどこかに戸惑いがあって、決して絶好調ではないのですが、ゴルフ内容が悪いなりに「上に行く」という強い意志があってスコアを伸ばしてくるところが松山の強みです。