マエケンにジャイアンツ熱視線も 「青木の再契約に影響」の声
今オフのメジャー挑戦が注目される広島の前田健太(27)。日本がサヨナラ勝ちした昨11日の「プレミア12」のメキシコ戦に先発し、メジャー15球団以上のスカウトがネット裏に集まった。
二回に先制ソロ本塁打を許すなど、5回5安打2失点。7三振は奪ったものの、実力を見せつけるとまでは至らなかったが、複数の米メディアによれば、ポスティングシステムでのメジャー移籍が確実視される前田にはレッドソックス、ドジャースの東西人気球団を筆頭に現時点で6球団が関心を寄せているという。
中でも熱心にマークしてきたのが昨季のワールドチャンピオンであるジャイアンツだ。
このナ・リーグ西地区の名門球団は早くから前田の調査を続け、昨季は環太平洋スカウトだけでなく、最終的に選手の力量を見極める「クロスチェッカー」を派遣。本腰を入れて動いていた。
ジャイアンツでは今季のローテーション投手5人のうち、通算222勝右腕のハドソンが引退、元阪神のボーグルソンがFAとなり、確実に白星が期待できるのはエース左腕のバムガーナーだけ。ブライアン・セイビアンGMはシーズン終了後に会見した際、当然、先発投手を補強ポイントに挙げ「海外の投手も視野に入れている」と前田獲得をほのめかしている。