萩野公介200m個人Mで銀 フェルプス猛追し3つめのメダル
日本競泳のエースがメダル量産である。
リオ五輪男子200メートル個人メドレー決勝で萩野公介(21)が1分56秒61の2位でフィニッシュ。400メートル個人メドレー(金)、800メートルリレー(銅)に続いて今大会3個目となる銀メダルを獲得した。
マイケル・フェルプス、ライアン・ロクテ(ともに米国)のトップスイマーに引けを取らない泳ぎを見せた。好スタートを切って、最初のバタフライで全体3番手に付けたが、背泳ぎ、平泳ぎは失速して、一時は5番手まで順位を下げた。
かねて「フリー(自由形)が勝負になる」と話していた通り、残りの50メートルで驚異的な追い上げを見せる。150メートルをターンすると、先行するフェルプスを猛追。ロクテや地元ブラジルのぺレイラらを一気に抜き去った。フェルプスには及ばなかったが、粘りの泳ぎを披露した。
全体4位で決勝進出を決めた前日のレース後には「見ていて下さい。最高のレースをします」と断言。大会前に目標としていたフェルプス超えこそならなかったものの、得意種目で結果を残してみせた。