欧州進出だけじゃない MLBが企てるアジアツアーの中身

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 これまで多くの球団が日本開幕戦を行ってきたが、野球人気の高い韓国、台湾には足を延ばさなかった。日本、韓国、中国、台湾なら移動距離は短く、場所によっては米国内の移動よりも負担が少ない。米国の人気歌手がアジア各国を回ってひと稼ぎして帰国するように、MLBもアジアツアーで莫大な利益が見込めるとソロバンをはじいているのだ。

 MLBには日本、韓国、台湾とアジア出身の選手が増えてきた。メジャーでプレーするアジア人選手の大半は国を代表するスター。アジア人選手が所属する球団同士がツアーを組めば、注目度は高まり、放映権料や入場料に加え、各国企業からのスポンサー収入も期待できる。

 MLBの真の狙いは日、韓、台を足がかりに中国市場を取り込むこと。昨年7月にオリオールズが19歳の内野手と契約するなど、各球団が中国人選手を積極的に獲得しているのは本格的な中国進出を見据えたものだ。

 日本開幕戦実施に積極的なイチローのマーリンズも近い将来、アジアを転戦するに違いない。

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