なでしこの“カンフル剤” 不発FW横山のゴールを待っている

公開日: 更新日:

【フォトジャーナリスト・早草紀子 アルガルベ杯現地特別リポート】

 ポルトガルで開催中のアルガルベ杯でグループリーグ3試合を戦った女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」。大量6失点を喫したオランダ戦の後に選手ミーティングで立て直しを図り、それからの2試合で“戦うべき道筋”を見つけた。

 高倉麻子監督は、立ち上げから<自由なプレー>を理想に掲げてきた。どこまで指揮官の理想を組み込めばいいのだろうか? どこまで選手は自分たちの判断を優先すればいいのだろうか?

 その線引きを明確にせず、彼女たちはポルトガルの地を踏んだ。いつか訪れる「決壊」だった。

 しかし、2試合目から選手たちの<徹底して前からボールに向かっていく守備>が動き出した。

 前線からファーストディフェンダーが無駄なく動く。すると他選手が空いたスペースを埋めようとして、必然的にコンビネーションが良化していった。この攻守の連動性こそが、なでしこのバロメーターとなるものだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ