中田と戦う前に 日ハム清宮が蹴散らすべき二軍のライバル

公開日: 更新日:

 限局性腹膜炎による入院から1カ月。清宮幸太郎(18)が10日に行われた西武との二軍戦(メットライフ)に「5番・DH」で初出場。吉村GMも視察に訪れる中、注目の“プロ初打席”は空振り三振に終わった。

 二回1死。相手投手は社会人出身の3年目右腕・南川(26)。清宮は初球の140キロ中盤の外角速球を積極的に打ちにいくもファウル。3球目以降は変化球攻めに遭い、5球目の外角フォークにバットが空を切った。

 試合前に、「集中して声を出していきましょう!」と声出しをした清宮は、「結果は良くなかったけど、投手との間合いだったり自分の心持ちだったり、いろんなものを感じられたので良かった」と収穫を口にした。

 この日は1打席で交代したが、きょう11日は複数打席に立つ予定。今後は徐々に打席を増やして守備にも就き、一軍を目指すことになる。

 そんな清宮に関して栗山監督は先日、「結果が出ていないのに(一軍に)上げるというのはプロ野球ではない。自分の実力が発揮できるかどうか」と言及。清宮もこの日、「一軍で活躍することも大事ですが、それも二軍で結果を出してから」と話した。まずは二軍のライバルを蹴散らす必要があるわけだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド