激震ボクシング連盟 辞任の山根会長は「刑事告発」の危機

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 大揺れの日本ボクシング連盟。“ドン”こと山根明会長(78)が、ついに辞任表明だ。8日に大阪市内の大阪弁護士会館で会見、「私は本日をもって、辞任を致します」と発表した。7日開かれた臨時理事会では、山根明会長(78)の進退について「会長一任」との結論に至り、理事会終了後、会長自身は「男としてのけじめの話をする」と職を辞する意向を示していた。

 連盟の有志333人の“告発”で始まったクーデター劇。自称「カリスマ」の“独裁体制”は、最後は音を立てて崩れた格好だ。

■横領や暴行・傷害、背任に問われる可能性

 山根会長周辺が不安視しているのが「刑事告発」だ。終身会長の座を奪われただけではなく、捜査の手が伸びる可能性はゼロじゃないからだ。

 特に問題視されているのが、「助成金流用」と、試合用グローブを会長の息がかかった販売店が「独占販売」していた一件。加えて、「暴行問題」だ。どれもこれも、333人からなる「日本ボクシングを再興する会」の告発で明らかになっている。

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