律儀な性格ゆえに…森保「兼任」監督を悩ます“大人の事情”
キリンチャレンジ杯(12日パナマ戦=新潟、16日にウルグアイ戦=埼玉)を控えている森保ジャパンは、4日に発表した代表メンバー23人にロシアW杯代表で主軸の6選手を復帰させた。
ちなみにガラタサライDF長友佑都のAマッチ出場試合は、今招集メンバー最多の「109」。これにサウサンプトンDF吉田麻也「86」、マルセイユDF酒井宏樹の「47」……と続いて6選手の合計は「333」。ロシア組のレギュラーが1人もいなかった森保ジャパンの初陣コスタリカ戦(9月)のスタメン11選手の合計は「78」だった。
それもこれも五輪監督を兼任する森保一監督(50)が、23歳以下で構成される東京五輪代表のレベルアップのために若手を積極的に試そうとしたからだが、どうやらオトナの事情が指揮官の足を引っ張っているという。
「冠スポンサーや試合を放映するテレビ局としては<ロシアW杯で活躍して名前と顔が売れている選手に出てもらいたい>というのがホンネ。純粋に戦力としてロシア組の方が計算できる――というのもあるが、森保監督は世代交代を粛々と進めるべきか、スポンサーの恩に報いるべきか、完全に板挟み状態になっている」(サッカー関係者)