中村憲剛に聞いた「どれくらい先までイメージしている?」
ところで――。前々から中村選手に聞いてみたいことがありました。
「どれくらい先までイメージしながらプレーしているのですか?」という質問に「そんなに先のことまで考えていません」と笑顔で即答でした。
続けて「サッカーはミスがつきもの。だから次に起こることへの瞬時の判断と対応の連続です。ただし1本のスルーパスが通ったりすると味方のコンビネーションも含めて、一気にゴールへのイメージを共有できます。それはもう快感ですね」と返ってきました。
さらにJリーグと英プレミアとの違いを聞くと「やっぱりパススピードには差がある。でも、つくづく思うのは<Jリーグ>は、最後の最後まで諦めない戦いをするリーグということ。どのチームの監督も選手もサポーターも、このメンタリティーを持っています」と明言してくれました。
■年の瀬にうれしい発見
それにしても中村選手は、ピッチで起こる細かい部分まで<言語化できる>能力があります。その分析力に改めてクレバーな選手だと痛感しました。蛇足ながら……。