巨人菅野の深刻一発病なぜ? 本人や相手打者ら8人に総直撃
■「神宮が苦手なんだと思う」
実際、本塁打を放っている他球団はどう感じているのか。
昨季まで3年間、巨人で打撃コーチを務め、菅野から3本塁打のDeNAに9年ぶりに復帰した田代チーフ打撃コーチはこう指摘する。
「今年はボールに波がある。良い時と悪い時がハッキリしている。今まであれだけやってきた選手だから、疲れが出ているんじゃないか。自分が(チームの)柱だという責任感は巨人にいた時からすごく感じていた。何かをするというよりも、ゲームで引っ張っていくんだという気持ちが強い選手だった」
打たれた13本の本塁打のうち、2発を放っているのは、ヤクルトの山田哲、阪神のルーキー木浪の2人。先月25日には青木、山田、バレンティンが3者連続本塁打で、菅野のプライドをズタズタにした。山田は「不調だとは感じないけど、やっぱり神宮が苦手なんだと思う。(4月12日に)東京ドームでも(1本)打ったけど、打たれる原因はやっぱりコントロールじゃないか」と振り返る。