チリ戦に先発も不発0-4惨敗…久保建英を待つ“イバラの道”

公開日: 更新日:

 なのでレアル2年目には「トップチーム入りするだろう」という楽観論が噴出している。「2年目にトップチーム昇格というのは、現実離れしていると言わざるを得ません」と話すのはワールドサッカーグラフィック元編集長の中山淳氏だ。 

 2015年に16歳にしてレアルと6年の長期契約を結んだ<ノルウェーの神童>と呼ばれたMFウーデゴールを引き合いに出しながらこう話す。

「史上最年少の15歳253日で代表デビューを飾り、名だたるビッグクラブによる争奪戦の末にレアルが長期契約を結んで話題になったウーデゴールですが、所属先は久保と同じカスティージャでした。確かに15~16年シーズンに史上最年少の16歳157日でリーガデビューを果たしたものの、トップチームのスーパースターたちの牙城を崩すことはできず、その後もカスティージャで3部リーグを戦いました。結局、17~18年シーズン途中にオランダの中堅クラブにレンタル移籍。久保の豊かな才能は疑うべくもありませんが、国際舞台で輝かしい実績を誇るスーパースターたちの間に割って入るのは、現実的ではありません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド