フレッシュ球宴“高卒BIG4”再会で根尾が感じた「プロの壁」
4人の中で唯一、一軍経験がない根尾はプロの壁について、「1試合1試合を戦い続ける体の強さ。プロの中では自分の体の小ささを感じる」と言う。
藤原は、昨夏の甲子園決勝で戦い、プロ入り後も二軍戦で対戦する吉田について「甲子園では勝つための投球だったと思いますが、プロになってから自分の考えを持って、先を見据えて直球も変化球も投げていると感じる」と話していた。
この日、MVPを獲得し、プロ入り後は体脂肪率13%前後をキープする小園は、吉田との対戦を終え「絶対に打ってやろうと思っていた。感触は良かった」とうなずいた。
そして吉田は試合後、こう言った。
「(小園の本塁打は)しゃあないですね。試合前にちらっと真っすぐだけを投げると話していた。“衝突事故”です(笑い)。ただ、(小園も根尾も)高めを振ってくれたり、振り遅れたファウルがあったりした。その反応は自信になります」
4人は試合後に仙台市内で会食する約束をしていたという話もある。実現すれば、プロ生活のことや、高校時代の思い出話に花を咲かせることだろう。久しぶりに旧交を温め、大いに刺激になったに違いない。