柴崎移籍はスペイン2部 それでも森保監督が安堵した理由
「日本代表、五輪代表を率いる森保監督も安堵していることでしょう」と話すのは、元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏だ。スペイン1部のヘタフェで出番を失っていた日本代表MF柴崎岳(27)が14日、スペイン2部のデポルティボに移籍することが正式に発表されたからである。
柴崎は、2017年の夏に2部テネリフェから1部ヘタフェに移籍したが、2季で公式戦31試合の出場にとどまった。特に昨季は4カ月以上もプレー機会がない時期もあり、ほとんど構想外同然の扱いだった。
新天地のデポルティボは、スペイン北西部の有力チームで1999-2000年シーズンにはリーグ優勝を果たした。2018-19年シーズンから2部に降格。6位で昇格プレーオフに出場して決勝まで進んだが、5位のマジョルカに惜敗。悲願の1部復帰を逃してしまった。柴崎は<来季の1部復帰の切り札>として引き入れられたのである。
「柴崎にとっても、そして森保監督にとっても試合出場機会の見込める2部デポルティボへの移籍は大正解です」と前出の六川氏がこう続ける。