エンゼルス首脳陣が温める大谷翔平に来季“三刀流”プラン
■指揮官は「選択肢のひとつ」
来季はナのホームでのインターリーグが7試合組まれている。地元メディアから「来季の大谷を外野で起用する構想はないのか?」と聞かれたエンゼルス・オースマス監督。
「もちろん、それも選択肢のひとつだ」と認めた上で、「あくまでも翔平のコンディショニング次第だが、決して不可能なことではない」と大谷を二刀流どころか、外野も加えた三刀流の起用に前向きな姿勢を見せているのだ。
投げて打って、なおかつ守備にも就くともなれば、大谷への負担は増す。手術明けの大谷が投攻守の三刀流をこなすのは可能なのか。
「エンゼルス首脳陣はシーズンを通じて守備に就かせるはずはなく、ナの本拠地での交流戦、ポストシーズン進出争いが熾烈になるレギュラーシーズン終盤などでの、限定的な起用になるでしょう。現在の布陣から見て、大谷は守備力が落ちているアップトンに代わって左翼で使われるのではないか。左翼、右翼の3番手の位置付けで、外野手としての出場は30試合程度になると予想される。TJ手術から復帰1年目の来季はエースとして期待はするでしょうが、無理はさせず、先発25試合、150イニングが目安になり、中6日の登板間に外野手として出場することは十分に可能だと思います」(スポーツライター・友成那智氏)