アイルランドに勝利も選手沈着 ラグビーW杯狂騒の違和感

公開日: 更新日:

アイルランド司令塔は“代役”…先発は2度目

 日本の大金星の要因はさまざまある。キックを封印した戦術の勝利でもあるし、相手の攻撃をことごとく止めたダブルタックルに象徴される選手のハードワークももちろんそうだ。「それに加えて」とスポーツジャーナリストの中山淳氏が言う。

「テレビ、新聞ではあまり報じられませんが、アイルランドのセクストン(34)が故障で欠場したこともやはり、日本には大きかった。セクストンは昨年の世界最優秀選手で世界最高のスタンドオフ(SO)のひとり。SOは攻撃の起点となり、パスかキックかなどプレーの選択を担う司令塔です。代わって先発したカーティー(27)は日本戦が代表2度目の先発とキャリアが浅く、戦前の情報と予想に反してキックを封印し、FW戦で挑んだ日本の戦い方に対応できなかった。アウェーの雰囲気にのまれているように感じました。もし、経験豊富なセクストンがゲームコントロールしていれば、逆にキックを多用してFW戦を避けるなど、別の戦い方で勝機を見いだそうとしたはずです」

 日本代表の奮闘は称えられてしかるべきだが、チームの大黒柱である司令塔を欠いたアイルランドが世界2位の実力を存分に発揮し切れなかったこともまた事実だ。だがスポーツマスコミには、こうした冷静な視点が皆無と言っていい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  3. 3

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  4. 4

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  5. 5

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  1. 6

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

  4. 9

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場

  5. 10

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり