ラグビー日本人選手の年俸は野球やサッカーの「10分の1」

公開日: 更新日:

 アイルランドのメディア「RUGBY LAD」が今年1月、当時の全世界のラグビー選手年俸トップ10を発表した。

 同メディアによると、1位は豪ワラターズに所属していた(現在は解雇)イズラエル・フォラウの114万ユーロ(約1・35億円)。2位のダン・カーター(神戸製鋼)が110万ユーロ(1・3億円)と続く。カーターは仏ラシン92に所属していた際、ラグビー史上最高額の年俸2・5億円(当時レート)を稼いだといわれた。それでも米プロスポーツのそれと比べればはるかに安い。

 日本はどうか。トップリーグの助っ人外国人選手は全員がプロ契約を結ぶ一方で、日本人選手は所属企業の社員が大半だ。さるマスコミ関係者は「ラグビー界は、選手年俸を一切公表していない」としたうえで、こう言った。

「トップリーグでプロ契約を結ぶ助っ人は強豪国の大物選手で1億円程度。日本人選手は最低年俸が500万~600万円です。日本代表クラスは平均4000万円ほどで、稼ぎ頭は主将のリーチ、ロシア戦でハットトリックを決めた松島あたりでしょう。リーチは広告スポンサーを含めた年収が1億円、松島は年俸だけで5000万~6000万円を稼いでいるといわれています」

 世界のトップ選手が1億円程度で、日本の選手ともなるとさらに安い。野球サッカーテニスなどと比べても、ラグビー選手の稼ぎは「10分の1」程度なのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  2. 2

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  3. 3

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  4. 4

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  5. 5

    オリオールズ菅野智之 トレードでドジャースorカブス入りに現実味…日本人投手欠く両球団が争奪戦へ

  1. 6

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  2. 7

    乃木坂46では癒やし系…五百城茉央の魅力は、切れ味と温かさ共存していること

  3. 8

    初日から無傷の6連勝!伯桜鵬の実力を底上げした「宮城野部屋閉鎖」の恩恵

  4. 9

    新潟県十日町市の“限界集落”に移住したドイツ人建築デザイナーが起こした奇跡

  5. 10

    トランプ大統領“暗殺”に動き出すのか…米FBI元長官「呼びかけ」の波紋