有利な阪神になぜ…腰痛エース菅野“特攻登板”は意思なのか
「『もうダメ』と一度も言わなかった」
「数字はあれでしょうけど、彼は自分から『もうダメです』という言葉を一回も言わなかった。これからも当然そうでしょう。大きな試合に向けてやってくれると思う」
こんなことを言われたら「痛い」なんてとても言えない。たとえ状態が戻っていなくても、復帰するしかないのである。
■ドラ1候補・星稜奥川を心配する声も
「星稜の奥川(恭伸)が心配ですね。原監督が1位指名の最有力候補にしているんでしょう? 監督は『即戦力投手』を望んでいるとされる。もし本当に奥川が巨人に入ったら、なまじ完成度が高いだけに、高卒1年目から先発ローテでフル回転、なんてことになって、ぶっ壊れますよ。原監督は通算13年で8度のリーグ優勝。毎年補強を繰り返し、勝つことに長けている監督です。半面、先を見据えてチームを強化するという考えはあまりない。後のことを考えない原監督が前政権を退くことになる15年シーズンから4年連続V逸。16年から高橋由伸監督が苦労したことで、それが証明されています」(巨人OB)
短期決戦は先発投手陣の質がモノをいう。巨人で規定投球回数に達した投手は山口のみ。手負いの菅野が特攻で先発しなければならないほど、内情は余裕がないのかもしれない。