紀平は全日本SP首位も「悔しい」フリーで4回転再挑戦宣言
19日に開幕したフィギュアスケート全日本選手権。女子ショートプログラム(SP)で首位に立った紀平梨花(17)はしかし、顔をしかめた。
「アクセル、めっちゃ悔しい」
武器のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の着氷が乱れて、得点は73.98点。今年4月の国別対抗戦で叩き出したSPの自己ベスト83.97点に遠く及ばなかった。連続技を演技前半に組み込む安全策を取ったうえでのミスだけに余計に悔いが残ったが、これが逆に闘志に火をつけた。
21日のフリーで大技の4回転サルコーに再挑戦すると宣言。4回転サルコーは初めて挑んだ先のGPファイナルで転倒したものの、「なにがあっても跳ぶつもり」と覚悟を決めた。
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