プロ野球は5月下旬開幕に現実味 交流戦・CS「再考の好機」
3月31日、3日のプロ野球12球団実行委員会に先駆けて、パ・リーグ6球団が社長会を開いた。関係者が言う。
「一致したのは、斉藤コミッショナーが目標とするとした4月24日の開幕は無理だということ。全143試合の消化を目指すものの、開幕のメドがまったくつかない今、仮にそれが120試合になっても仕方がない、という意見も出ました」
新型コロナがますます猛威をふるう現状を考えれば、当初の3月20日から4月10日以降、4月24日と先延ばしにしてきた開幕の再々延期は致し方がない。現実的には、早くても5月下旬の開幕ということになりそうだ。
■球界改革の契機に
「そうなれば、143試合の実施は難しい。当初の日程で5月26日から始まるはずだった交流戦の削減、あるいは中止、クライマックスシリーズ(CS)を取りやめることも検討せざるを得ない」
とは、評論家の高橋善正氏。「しかし」と、こう続ける。