井筒襲名した豊ノ島の評判 白鵬を後見人にタレント活動か
「今まで本当にあたたかいご声援ありがとうございました!! 親方になっても変わらぬご支援ご鞭撻よろしくお願いします 本当にありがとうございました」
さる19日、元関脇豊ノ島(36)がSNSでファンに引退の報告をした。感謝の辞を述べ、深々と頭を下げる動画もアップ。相撲協会から引退を受理され、今後は時津風部屋で「井筒親方」として後進の指導に当たる。
白鵬や琴奨菊ら、長年土俵で戦ってきたライバルたちも名物力士の引退にコメントを寄せていた。それだけ人望があるということだろう。
今後はどんな親方になるのか。
指導力という点では問題ない。時津風部屋のタニマチ筋が言う。
■時代に合った指導
「引退する前から、関取の正代や豊山らにアドバイスを送っていた。現役時代は全体を見回す余裕はさすがになかったけど、気がついたことはちゃんと指導をしていた。むしろ、今後は豊ノ島が中心になって、若手を教えていくのではないか。というのも、時津風親方(元前頭)は腕立てとか筋トレとか、自分のトレーニングに没頭していますからねえ……。相撲の指導をしないわけでもないが、あまり熱心ではない。2人の部屋付き親方も、そこまで身を入れて教え込むタイプでもありませんから。昨年、退職した部屋付きの先代武隈親方(元前頭蔵玉錦)は厳しい人だったので、部屋は引き締まっていたんですが……。豊ノ島は優しく教える方だけど、まあ、今の時代はその方がうまくいくかもしれない」