プロ野球“コロナ自主練習”でわかった選手のオモテとウラ
■自粛期間に2度もゴルフを
別の球団の首脳陣からはこんな声が聞かれた。
「3月末に阪神の藤浪ら3選手が新型コロナウイルスに感染したこともあり、各球団の選手の行動は緊急事態宣言の有無にかかわらず大きく制限されている。基本的に練習以外の不要不急の外出は禁止され、外食はもちろん、スーパーやコンビニなどでの買い物すら自粛を心がけている選手もいる。主に球場と自宅を往復することしかできず、精神的にツライ思いをしている。そんな選手がいるにもかかわらず、あるセ球団の選手は、緊急事態宣言発令中のさなかに、2度もゴルフコースで遊んでいたと聞いた。ゴルフ場は緊急事態宣言の自粛対象にはなっていませんからね。チーム内での信用問題に関わってきます」
自主練習を視察した首脳陣が、選手の状態を監督や編成幹部に報告するケースもある。公式戦が縮小される今季、試合の結果だけでなく、自主練習期間中の行動が評価の対象になる可能性もある。
単なる自主練習と侮っていたら、オフの契約更改で痛い目を見るかもしれない。