12.22開幕NBAは五輪前に終了も…ドリームCの参加は玉虫色
IOCへの反発も選手の五輪不参加につながる可能性がある。バッハ会長は10月24日の会見で「五輪はスポーツに関するもの。政治的なデモンストレーションを行う場ではない」と発言。NBA選手たちが積極的に関わった人種差別への抗議行動「Black Lives Matter(黒人の命は大切だ)」を暗に批判し、五輪での同様の活動を自粛するよう訴えた。NBAでは多くの黒人選手が各チームの主力を占めているだけに、バッハ会長の発言には根強い不信感を抱いているというのだ。
バッハ会長は18日、4日間の訪日日程を終えて帰国の途に就いた。チャーター機に乗り込む際には、見送りの関係者に笑顔を見せるなど、満足そうな表情を見せたが、ドル箱競技であるバスケの全面的な協力は得られそうにない。