田中に楽天復帰報道 それでもメジャー続行これだけの根拠
田中将大(32=ヤンキースからFA)が古巣の楽天に戻ってくるかもしれないと、スポーツマスコミがかまびすしい。
ヤンキースが昨季首位打者のルメイヒュー(32)と6年93億6000万円、サイ・ヤング賞2度のクルーバー(34)と1年11億4000万円で契約。ぜいたく税を回避するためにカネのかかる大物の補強は打ち止めになったことで、古巣の楽天が獲得に本腰を入れるというのだ。
しかし、実際問題、田中がこのオフ、楽天に戻る可能性はほとんどないのではないか。
■自身のツイッターで否定
今月上旬、田中は自身のツイッターで「ヤンキース以外なら日本」との米メディアの報道をわざわざ打ち消している。これはヤンキース以外のメジャー球団にも門戸は開いているという意思表示に他ならない。田中はつまり、ヤンキース以外のメジャー球団のオファーも受け付けるということだ。ア・リーグのさるスカウトがこう言った。
「田中が7年前、メジャー挑戦した際の判断基準はカネだった。自分を最も評価してくれる球団でプレーしたいと考えていた。選手としての価値を如実に表しているのは年俸、つまりカネですからね。当初はドジャースかもしれないと思ったそうですけど、結果として7年161億円という破格のオファーを出したヤンキースと契約した。今回も基本的なスタンスは変わらない。ニューヨークの環境やヤンキースというチームが気に入っているのは事実でも、だからといって自分を安売りしてまでヤンキースに残る気はサラサラない。自分を正当に評価してくれるチームでこそ力を発揮できるし、いい仕事ができると考えているのでしょう」