【Lesson2】家の壁や柱を使ってできる股関節ストレッチ2種
ヒップハイク
レッスン②の第2弾は家の壁や柱を使った股関節ストレッチを紹介します。前回よりも負担がかかりますが、決して無理をせずトライしてみましょう!
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10~15センチくらいの高さの踏み台(なければ、不用になった新聞や雑誌を束ねたものなど)を用意し、壁の前に置きます。床の間や階段などの段差を利用しても構いません。
台の上に片足だけで立ちます。左右どちらの足で立っても構いません。体が倒れないように、両手を前の壁などで支えてください。
立っている方の足の膝を伸ばしたまま、中ぶらりんになっている方の足を下げられるところまで下げます。動かす足の膝も、なるべく曲げないように気をつけましょう。次に、下げた足を今度は上へ、引き上げられるだけ引き上げます。10回2セットが目安です。そして、左右の足を代えて同じく10回2セット。
普段はやらないような動きで、初めのうちは動かしづらいかもしれませんが、慣れてくればキュッキュとスムーズに動かせるようになります。
このエクササイズは、ダンスをする人がよくやります。股関節を上下に動かすことで、骨盤の可動域が広がります。脇腹付近の筋肉や、上半身と下半身をつなぐ腸腰筋を鍛える効果があります。
シングルレッグエクササイズ
壁に手が届くくらい(1メートルほど前)の位置で正面を向いて両手を壁で支えます。片方の足を背筋を伸ばした状態をキープしながら、骨盤が地面と平行になるまで足を後ろに上げ、そして下ろします。足を上げた姿を横から見ると、Tの字をつくるイメージです。支えている方の足もできるだけ膝を曲げずにガマンしましょう。
次に足を上げた状態から、股関節が真上になるくらい、体を横へひねります(右足立ちの場合は右へ)。ひねることで逆側の足の股関節が上向きになります。野球の投手がボールを投げるときの動作をイメージすると、わかりやすいかもしれません。足を上げ、体をひねる動作を片足ずつ10回を目安に行います。
股関節が硬いと、なかなか足が後ろに上がりませんが、慣れてくるとだんだんキレイなTの字になってきます。この運動によって、体のバランス感覚を養うとともに、体幹を強化する効果があります。