東海大相模“全員野球”でサヨナラV 首都圏随一選手層の真価
1日のセンバツ高校野球決勝で明豊(大分)に3対2でサヨナラ勝ち、2011年以来10年ぶり、3度目の優勝を果たしたのが東海大相模(神奈川)。写真は優勝を決めた直後のシーンだ。
「最後までしぶとく、執念で戦った。全員でつかみ取った優勝だと思う」
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■キャプテンの遊撃手がいなくても…
試合後の門馬監督がこう言ったように、ひとり突出したスーパースターがいたわけではない。それどころか、チームの大黒柱を欠きながら、それでも頂点に立った。
主将で遊撃手の大塚瑠晏が急性胃腸炎のため入院、準々決勝以降の3試合はベンチ入りメンバーから外れたのだ。「内野の要で守備はチームの中でもピカイチ」といわれる主将の不在を感じさせない戦いぶりは、それだけ選手層が厚いということ。「首都圏で最も野球のうまい中学生が集まる高校」と、他の野球学校がうらやむゆえんだ。