東京五輪は海外報道陣3万人“野放し”に 行動管理は到底ムリ

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「コロナ禍で行われた国際大会では、選手、関係者でさえ、感染者を防ぎきれていない。入国後に感染が判明するケースもあるだろう。そもそも、メディア関係者のすべての行動を管理することはできない。日本では徹底管理されているはずの相撲取りや野球選手でさえ、夜遊びしている。ルールの抜け道を探すような関係者もいるはず。取材と称して夜な夜な繁華街を出歩くような者も出てくるかもしれない。政府は、日本滞在時のルール違反者に国外退去を命じると言っているが、報道の自由だ、人権侵害だ、などと揉めることは目に見えている。考えただけでも恐ろしいですよ」

 吉川氏は、強行開催に突き進むバッハ会長の“暴言男爵”ぶりにも、呆れ顔でこう言及する。

「バッハ会長にモノが言えないIOCや日本政府を見ていると、戦争末期のドイツと日本を見ているようだ。日本の軍部は『まだやれる』というドイツの言葉を信じ、さらなる悲劇を招いた。何が一番大事かといえば、日本人の安全。子供だって分かることです」

 “大人の都合”で五輪を強行しようとしているIOCと日本政府。このままでは、再び大きな悲劇を招きかねない。

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