初の8強入り・神戸国際大付“二刀流”阪上翔也の評価…甲子園を去ったスカウトマンの関心事は?
25日、サヨナラ勝ちで8強入りした神戸国際大付(兵庫)には注目すべき選手がいた。
この日、3安打した右投げ左打ちの阪上翔也だよ。チーム事情で投手も兼ねているが、投手としては終盤の3回を投げて5安打3失点だった。148キロの速球を投げるから「二刀流」なんて言われているようだけど、オレは打者として高く評価している。
■野手としてドラフトされるレベル
何よりスイングが速くて長打を打てる。投手をやるぐらいだから肩も強いし、足も速い。大学進学が内定しているみたいだが、プロ志望届を出せば左打ちの外野手を欲しがる球団が4位か5位で指名するレベルだよ。
この日でベスト8が出揃った。勝ち残っている学校の選手はすでに何回か甲子園でプレーしているし、いま、球場にいるスカウトはごくわずかだ。けれど、甲子園にいないスカウトもサボっているわけじゃない。大学のオープン戦や社会人をチェックしているヤツもいる。これから10月のドラフト会議にかけて、スカウトは忙しくなる一方だ。高校生、大学生、社会人、BCリーグと、リストに載っている選手の取捨選択をしていくからね。