阪神“特定左腕アレルギー”の深刻度…DeNA今永に完敗でまた露呈

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 またやられた。

 阪神は12日のDeNA戦で、相手先発の今永に8回1失点に抑えられ敗戦。中でも4タコに終わった3番のサンズは今永に今季、7打数無安打とからっきしだ。

 チームはこれで今永との対戦成績は2戦2敗。防御率も1.20と、ほぼ完璧に抑えられている。

 阪神は今季、特定の左腕に多くの白星を献上している。

 巨人・高橋とは5試合対戦して0勝4敗、防御率1.45と手も足も出ず、DeNA・坂本には4試合で1勝3敗、防御率3.52。広島・床田にも3試合で1勝2敗、防御率3.38と分が悪い。昨季終了時点で6勝14敗、防御率1.90と大の苦手としている中日大野雄大には、今季も2試合で1勝1敗、防御率1.69とサッパリだ。

 阪神OBが言う。

「必ずしも、全ての左腕投手を苦手としているわけではない。巨人のメルセデスとは1勝1敗、防御率4.30、ヤクルトの田口に至っては4勝0敗とむしろカモにしています。ただ、苦手としている左腕には特徴がある。右打者がストレートで内角を攻められたうえ、緩急をうまく使われてやられている。右打者がいかに彼らを打ち崩せるかがカギを握る。対策は急務です」

 残り試合が40を切る中、苦手投手を少しでも減らすことが優勝への近道になるのは、言うまでもない。

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