阪神・矢野監督「キャプテン総選挙」の笑止千万 “新庄劇場”に感化され便乗か?

公開日: 更新日:

 ビッグボスの影響か。

 矢野監督(52)の来季続投が決まった阪神が来年の主将を選手間投票で決めるという。1回目の投票は投票箱まで用意して行ったそうで、決選投票は来月4日。同日開催のファン感謝デーで結果を発表し、新主将が所信表明演説を行う。

 このオフ、プロ野球日本ハムの新庄監督(49)の話題一色。秋季キャンプに登場する服装や、伸び悩む清宮(22)への痛烈な金言などがワイドショーでも取り上げられた。視察終了後もSNSで発言を続け、耳目を集めている。新庄監督に感化され、便乗したかったのか。総選挙プランは井上ヘッドコーチが提案したという。プロ野球は興行。盛り上げるために何をやろうが結構だが、チームは目前で優勝を逃し、CSはあっさり敗退。「優勝していればまだしも、もっとやるべきことがある」との声もある。

 何よりは国内FA権を取得した正捕手の梅野隆太郎(30)の去就問題。矢野監督は「(話し合いは)まだ何もしていない。本人が取った権利だから。球団は球団で残ってもらう努力はしっかりしてくれると思う」とそっけなかった。その一方で、複数のメジャー球団が関心を示しているスアレス(30)には、帰国前に直接出馬して「スアちゃん頼むぞ」と残留交渉。マルテ(30)に対しても「マルちゃんは欠かせない」と残留を熱望。温度差はあまりにも大きい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  2. 2

    巨人・桑田真澄二軍監督が「1人4役」大忙し…坂本勇人を感激させた“斬新アドバイス”の中身

  3. 3

    セクハラだけじゃない!前監督が覚悟の実名告発…法大野球部元部長、副部長による“恫喝パワハラ”激白180分

  4. 4

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 5

    朗希の“歯車”は「開幕前からズレていた説」急浮上…メジャー挑戦どころじゃない深刻事態

  1. 6

    大谷がいちいち「大袈裟に球を避ける」のは理由があった!弱点めぐる相手投手との暗闘の内幕

  2. 7

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  3. 8

    「Sの赤ちゃんをつくってみてはどうだ」元野球部長の法政大学教授による女性部員へのセクハラ事案が発覚!

  4. 9

    ドジャース投壊深刻…大谷はレッドソックス戦力外の“兄貴分”上沢直之獲得を進言できないか?

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    メッキ剥がれた石丸旋風…「女こども」発言に批判殺到!選挙中に実像を封印した大手メディアの罪

  2. 2

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  3. 3

    都知事選敗北の蓮舫氏が苦しい胸中を吐露 「水に落ちた犬は打て」とばかり叩くテレビ報道の醜悪

  4. 4

    東国原英夫氏は大絶賛から手のひら返し…石丸伸二氏"バッシング"を安芸高田市長時代からの支持者はどう見る?

  5. 5

    都知事選落選の蓮舫氏を「集団いじめ」…TVメディアの執拗なバッシングはいつまで続く

  1. 6

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  3. 8

    ソフトバンク「格差トレード」断行の真意 高卒ドラ3を放出、29歳育成選手を獲ったワケ

  4. 9

    “卓球の女王”石川佳純をどう育てたのか…父親の公久さん「怒ったことは一度もありません」

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方