【カーリング】ロコ・ソラーレが五輪連続出場に王手…北京はカナダ人コーチの「代理戦争」が見もの

公開日: 更新日:

 カーリングの北京五輪最終予選(オランダ・レーワルデン)は現地時間15日、女子1次リーグを行い、日本代表のロコ・ソラーレ(LS)は5勝1敗で首位の韓国に8-4で勝利。2018年平昌五輪準決勝でのリベンジを果たして首位に浮上すると、続くエストニアに9-2でコンシード(ギブアップ)勝ち。6勝1敗で首位を守った。同16日のトルコとの最終戦に勝てば2大会連続の五輪出場が決まる。

 アジアではライバル関係にある日本、韓国とも本場カナダから指導者を招聘して強化を図ってきた。LSはジェームス・ダグラス・リンド氏(36)が16年から日本代表を指揮し、平昌では的確な指示で銅メダル獲得に導いた。

 一方の韓国のヘッドコーチを務めるのはピーター・ギャラント氏(62)。16年の就任以降は海外での遠征や合宿を重ねて強化を図った。平昌では豊富な経験に裏打ちされた戦術で同国に銀メダルをもたらした。

 リンド、ギャラントの両コーチとも母国のジュニア代表チームを率いて国際大会で結果を残すなど、国内では指導者としての手腕を高く評価されている。いずれも、カナダ代表の次期ヘッドコーチ候補で、北京五輪での好結果を手土産に母国の指導者に転身したい思惑で一致しているという。

 LS、韓国が揃って五輪出場を果たし、両国の対戦が実現すれば、北京のリンクでは両コーチが頭脳戦で火花を散らすことになる。世界のトップの椅子を巡り、熾烈な代理戦争が繰り広げられそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ