2022年大谷翔平の“ルース超え”を阻むのはポストシーズン 「記録より勝利」と指揮官示唆
二刀流の更なる飛躍に期待は高まるばかりだ。
年末から年始にかけて、複数の米メディアがエンゼルス・大谷翔平(27)の今季の成績を予想する記事を掲載。米野球データサイト「ファングラフス」は独自の予測システムを用いて、投手で12勝9敗、防御率3.69、打者では打率.257、40本塁打、95打点と算出した。本塁打数は昨季の46本を下回るものの、これは2021年の本塁打王ブルージェイズ・ゲレロらと肩を並べる数字だという。
■「104年ぶりの2ケタ勝利と2ケタ本塁打」と予想
この予測では登板試合数28、投球イニング175と昨季(23試合、130回3分の1)を上回り、「今季こそ、ベーブ・ルース以来となる104年ぶりの2ケタ勝利と2ケタ本塁打を実現する」としている。
もっとも、大谷のルース超えはチーム成績にも左右されそうだ。
ジョー・マドン監督は今季、大谷を含めた6人ローテを敷くと明かしている。指揮官は「彼の健康を維持することが最優先事項だが、今季は昨年よりも、もっと多くのイニングを投げられるだろう」と上積みに期待を寄せながらも、「全ては10月(ポストシーズン=PS)を基準に計画しなければならない。彼にはPSでプレーしてほしい」と、プレーオフ進出の可能性があれば、記録より勝利を優先すると示唆している。