矢野阪神の「敗戦辞典」どこまで続く? 開幕5連敗で思い出す“万年Bクラス”の暗黒時代

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 かつて矢野監督の上司だった野村克也元監督は「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」といった。ならば開幕5連敗の阪神はどうか。

■27年ぶり球団ワーストタイ

 開幕戦は7点リードから、終盤に救援陣の炎上でまさかの逆転負け。継投が裏目に出ての開幕戦7点差逆転負けは、プロ野球史上ワーストタイ。

 第2戦はヤクルト左腕高橋の前に手も足も出ず、2安打完封負け。翌日は五回以降はヒットなしで連続シャットアウト負け。主催試合開幕3連敗は球団史上初の屈辱だった。

 気分一新。広島に場所を移しての4試合目は、三回に先制されたものの六回に連打で逆転。ところが最終回に新守護神ケラーが崩れてサヨナラ負け。

 三振が取れる球のないこの助っ人右腕は、登板2試合で2敗目を喫し、早々と配置転換となった。

 阪神OBが言う。

「この日(30日)は五回にロハスのソロ弾で今季初めて先制。先発左腕の伊藤将も良かったが、六回に広島打線につかまり、中野が絵に描いたようなトンネルで伊藤の足を引っ張り3点を失った。5点ビハインドの八回には三塁大山の送球ミスで7点目を献上。ベンチに負の連鎖を断ち切る動きはなく、負けるべくして負けた。こんな試合を続けていたらファンに申し訳ないですよ」

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