日本卓球協会がEXILE TETSUYAをコーチに招聘 「ダンスの動きが効果的」と異例の初採用
「業界初」だという。
23日、日本卓球協会が「男女ホープスナショナルチーム(HNT)」のコンディショニングコーチとしてEXILE TETSUYA(41)を招聘したと発表した。
HNTは五輪代表の卵を育てる12歳以下の強化チーム。1期生の水谷隼をはじめ、張本智和ら多くのトップ選手を輩出している。
TETSUYAは2018年に7歳以下が参加するU-7卓球事業のスペシャルサポーターに就任し、自身が考案した卓球ダンストレーニングを提案。効果が認められたため、2年後の20年にはその上のクラスであるHNTの強化合宿でダンスプログラムを導入。そこでも効果があったことから、今回のコーチ就任に至ったようだ。
「ダンスの動きが卓球に効果的ということが評価されたのです。今年4月1日付で正式にコーチへ就任しました。来年3月までの1年契約で、すでに芸能活動と並行して指導にあたっています」(卓球協会広報部)
日本卓球協会の宮崎義仁専務理事は、「ダンストレーニングを採用するのは卓球界では初。これから卓球で世界に羽ばたく子は全員、ダンスを踊れるかもしれない。今後、大人のトップ選手にも取り入れていけるようにしたい。段階を踏みながら、年齢層を上げられれば」と意気込む。
ダンストレーニングの導入によって、7歳以下の選手に続いて12歳以下の選手も結果を出してきた。EXILEがやがてナショナルチームのコーチに就任する日が来るかもしれない。