腐った東京五輪は聖火ランナーまでカネ次第? 地元で走ったAOKI前会長「元理事のおかげ」

公開日: 更新日:

■著名人ランナーはいい迷惑

 東京地検特捜部の聴取に青木氏は「高橋さんの人としての力に期待した」などと説明しているというが、要は「コネ」を買ったということか。その上、聖火リレーを走る権利までカネで解決したのなら、著名人ランナーたちは、いい迷惑だ。

 当時はコロナ禍での五輪開催に反対意見が強く、参加予定だったロンブーの田村淳加山雄三、有森裕子氏などタレントやアスリートらも相次いで辞退。特に、人気稼業のタレント走者にすれば、ある意味、踏み絵を迫られる気持ちで聖火リレーに参加したはずだ。

 組織委とスポンサーの怪しい関係がクローズアップされたのを機に、著名人ランナーもうがった目で見られかねない。

「組織委は、五輪が協賛金なしでは成り立たず、スポンサー優遇は当然という感覚です。東京五輪の聖火ランナーの総数は1万515人。調べたら、青木氏のようなケースが山のように出てきかねません。それだけ五輪はカネに毒されています」(東京五輪関連の著書がある作家の本間龍氏)

 商業五輪の醜さが、ますますムキ出しとなってきた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」