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鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大准教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部准教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

スポーツは「不況に強い」といっても…大リーグも凝視するFRBの利上げの行方

公開日: 更新日:

 インフレ抑制という大義名分による金融引き締めではあるものの、FRBの利上げによってローン金利が上昇し、住宅や自動車の販売数が減少している。このままでは、どれほど広告枠が増えても、重要な広告主である自動車業界や住宅業界の出稿がおぼつかなくなるかもしれず、いずれ球団の価値も減少に転じかねない。

 FRBの金融政策を凝視するという点では、球界も株式市場と同じなのである。

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