20歳のルーキー岩井千怜が笑顔の初Vも…国内女子ツアーが抱える“ベテラン不在”の深刻度

公開日: 更新日:

宮里藍の国内賞金女王を阻んだのは不動裕理

 女子ツアーは宮里藍が高校3年生でツアー優勝した2003年から、アマチュアの活躍は不思議ではなくなった。だが、宮里は04年5勝、05年6勝と好成績を残しながら、不動裕理が立ちふさがり一度も賞金女王に立てなかった。

 樋口久子、涂阿玉、岡本綾子、不動といつの時代にも圧倒的な強さと凄みを持ち合わせたベテランプロがいたが、最近の女子ツアーには見当たらない。

「新人が楽しみながら勝てるのも、女子ツアーに威圧する強いプロが不在だからです。それでは勝負の妙味がない。若手の壁になるベテランがいなければ、ハラハラ、ドキドキの試合展開も期待できず、ファンもいずれ離れていくでしょう」(宮崎紘一氏)

 若手の活躍によって図らずも女子ツアーが抱える問題点があぶり出されたわけだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり