松山英樹「LIVに興味はある」と発言…カネで魂売ればイメージダウンは必至

公開日: 更新日:

■米国人は「収入」が評価の物差し

 サウジは国家権力が国王に集中する絶対君主制で、世界最大の石油輸出国だ。

 潤沢なオイルマネーを背景に、新ツアーに有名選手をカキ集め、自国のイメージをアップさせることが「スポーツウオッシングだ」という声もある。

 そんなことはLIVへ移籍した選手も知っており、ミケルソンも、サウジは「怖い」と語っている。

「わかりやすい話です」と言うのはスポーツライターの津田俊樹氏(国士舘大学非常勤講師)だ。

「とくに米国人は、評価の物差しが収入といわれている。破格の移籍金を約束されたら、人権軽視のサウジがバックにいても移籍を決断するのは理解できる。カネは倫理に勝るということです。わかりやすい移籍理由は、これまで応援してきた多くのファンを裏切ることにならないか。LIV移籍は今後、4大メジャーへの出場が閉ざされる可能性もあると聞く。すべてのメジャーに勝つことが目標の松山選手が、100億円積まれて移籍したら、ファンは『カネのために夢を捨て、魂を売るのか』と落胆するでしょう。ファンや国民に影響力のある者は、国際情勢や世界の動きに敏感であるべきです」

 松山よ、おまえもか……と、ならぬことを祈るファンは多いはずだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり