花巻東「捕手・麟太郎」挑戦の裏に“反面教師”清宮幸太郎 潰し利かない「一塁専任」に危機感

公開日: 更新日:

■再び腰浮かす巨人阪神

 これにより、再び腰を浮かせそうなのが巨人である。

「一塁しか守れないことだけじゃなく、速球や内角に弱点があるとされる打撃面も各球団の評価が分かれるところ。スラッガーとして一歩引いたところから見つめていた巨人も、例外ではなかったが、捕手となると話は別です。正捕手不在がここ数年の懸案事項で、今季も大城、小林、若手と相変わらず定まっていない。もちろん麟太郎の捕手のレベルによるけど、星稜で4番・遊撃だった内山は新チームになった2年秋に捕手に転向してヤクルト入り。こちらも遊撃だった大阪桐蔭の松尾(3年)も高校1年秋にチーム事情で捕手に転向して、今秋のドラフト候補になっている。『捕手』というプラスアルファがあれば、巨人が1位の筆頭候補に押し上げる可能性は十分あります」(前出の関係者)

 5日現在、チーム打率.242でリーグ最下位の巨人を筆頭に、同5位でチーム打率.243の貧打・阪神も「捕手・麟太郎」に腰を浮かし始めている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ