ソフトBが誉イヒネのドラ1指名を公言 その本当の狙いは「中日牽制と巨人つぶし」

公開日: 更新日:

 数球団がドラフト戦略の再考を迫られているという。

ソフトバンクは誉高の大型遊撃手・イヒネ

 ソフトバンクが10日に20日のドラフト会議で愛知・誉高のイヒネ・イツア内野手(3年)を1位指名することを公表したからだ。

 名古屋市生まれのイヒネは、ナイジェリア人の両親を持つ184センチ、83キロの大型遊撃手。ソフトバンクの永井編成育成本部長兼スカウト部長は「大型で足も速い。打撃は柳田選手に似て遠くに飛ばす力もある。今宮の後のレギュラーになってくれたら」と見通しを語っている。

「グラブさばきが柔らかく、スナップスローができる遊撃守備が魅力。投手としても140キロを優に超える肩があって足も速い。打ち方はアッパースイング気味でケン・グリフィーJr.(マリナーズなどで通算2781安打、630本塁打)に似ている」と指摘する某球団の東海地区担当スカウトは「ウチは2位か3位の評価でした」と明かす。

 ソフトバンクが1位指名を公言するのは昨年の風間、一昨年の佐藤輝(競合で外れ)に続き、3年連続。イヒネは甲子園出場経験がなく、中央球界では無名に近い存在だが、ソフトバンクがあえて公表したのはなぜか──。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド