照ノ富士が両ヒザ手術で長期休場確実…正代以下大関陣は「横綱不在」に耐えられるのか
■正代の昇進披露祝賀会で八角理事長が苦言
番付で言えば横綱不在時こそ、大関陣が土俵を牽引ーーと言いたいが、それを期待する者は角界に皆無だ。
23日、大関正代(30)の昇進披露祝賀会が行われた。正代が大関に昇進したのは2年前。コロナの影響もあって先延ばしは致し方なしとはいえ、この2年間でカド番5回。9月場所は2日目から8連敗し、大関として史上ワーストのスピード負け越しとなったばかりだ。
そのタイミングで行われた祝賀会だから、当然、出席者からは苦言も出る。
八角理事長(元横綱北勝海)は「大関は明治中期までは最高位だった」と歴史を語り、「大関は責任感と緊張感を持ってほしい」と話したが、「しかし」と断りを入れるとこう続けた。
「今の正代がその境地に達しているとは思えません。もっと自分を追い込んで稽古し、大関の責任感、緊張感、誇りを実感してほしい」
ハレの場で尻を叩くなど、理事長もしたくはなかっただろう。それもこれも、正代のだらしなさゆえだ。