照ノ富士が両ヒザ手術で長期休場確実…正代以下大関陣は「横綱不在」に耐えられるのか
当面、「横綱不在場所」が続きそうである。
22日、横綱照ノ富士(30)が18日に両ヒザを手術をしていたことを、伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が明かした。師匠によれば、内視鏡手術ですでに退院。復帰時期などはわからないという。
照ノ富士は9月場所10日目から途中休場。9日目まで5勝4敗と苦戦し、「両変形性ヒザ関節症、右ヒザ骨挫傷で3週間の安静加療を要する見込み」との診断書を相撲協会に提出した。
この時点で手術の可能性が囁かれていたが、今月16日に横綱昇進披露パーティーが予定されていたため、メスを入れられず、巡業でも相撲は取らずに土俵入りを披露していた。
いくら早期に退院できる内視鏡手術とはいえ、照ノ富士の両ヒザはボロボロ。ここからまともに相撲が取れるようになるまでリハビリを行うとすれば、1場所や2場所の休場で済むかどうか。昇進披露パーティーでは横綱審議員の杉田委員から、「(休んでばかりだと)また横審が文句を言うんじゃないか。そんなことを考える必要はない。治療に専念して再起してほしい」との言葉もかけられた。長期休場のお墨付きをもらったようなもので、しばらく土俵で横綱の姿を見ることはないだろう。