影山優佳「伊東選手、三笘選手が攻撃の新しいスパイスに。一気に流れを変えられる選手が2人もいるのは本当に頼もしい」
ドイツはグループリーグでも相手を丁寧にボコボコにするという印象
今大会で日本の入ったE組ですが、ドイツはグループリーグ初戦でも相手を「丁寧にボコボコにする」という印象があります。
グループリーグ突破常連国は戦略的にパワーダウンさせたり、選手交代を駆使したりしますけど、ドイツはパスを一個一個つなぎ、守備をしっかり締め、いつも通りのプレーを淡々とこなすことでピッチ内で修正と改善を繰り返すタイプ。厳しい試合になると思います。
ドイツといえば鉄壁の守備。それを打破して流れを変えるためには、サイドからのドリブルがキーになってくる。相手の分析済みデータ外のことを仕掛けるのが大切になってくると思うので、三笘選手や伊東選手のサイド攻撃が新しいスパイスになるでしょうし、今まで代表で出場機会がなかった選手やデータの少ない選手、例えば俊足の前田大然選手がかき乱してくれるんじゃないかと楽しみです。
スペインは、ボランチのペドリ選手が注目選手としてよく挙げられますが、久保建英選手と同じチーム(バルセロナ)でのプレー経験があり、お互いに<バルサ・スタイル>を知っている者同士というのが大きいと思います。
プレースタイルを把握している選手が、1人でもいれば、そこを潰すだけでもバランスが崩れていく。相手が攻撃の芽を潰す守備をしてくると思うので、そこで流れを崩されると攻めあぐねる時間が長くなると思います。