著者のコラム一覧
太刀川正樹ジャーナリスト

1946年、東京生まれ。国際ジャーナリスト。早稲田大学教育学部英文科在学中、韓国国立ソウル大学語学研究所へ留学、韓国語を学ぶ。講談社の日本語版「ペントハウス」ニューヨーク特派員などを経験。著書・訳書に「政権交代」「平壌十五号官邸の抜け穴」「オリンピック30年」など。

【shopping price】大谷の購入価格は? ビジネスライクな米社会を反映

公開日: 更新日:

 今季中にFA権を取得する大谷翔平の去就を巡って年末年始、激しい報道合戦が繰り広げられている。ニューヨーク・ポスト紙のジョー・ヘイマン記者は特集記事で、まず「Ohtani has never been about money(大谷は金に無頓着だった)」と指摘。「he's made enough for his otherwise beleaguered employer(オオタニは球団のために十分すぎる利益をあげてきた)」と続けた。

「Beleaguered employer」はそれまで囲まれてきた雇用主、つまり日本ハムとエンゼルスのことを指す。そして、「it's time for him to be paid his true value(今こそオオタニが自分の真の価値に見合う収入を得るべき時期がきた)」と書いた。「オオタニよ、自分らしい声をあげよ!」と激励しているように見える。

 同記者は、大谷以外の9人の代理人を取材して彼の「shopping price(購入価格)」を予想している。普通、“Shopping”とは物品を購入する時に使う言葉だが、人間に値札を付けるビジネスライクな米社会を反映している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ吉井監督が佐々木朗希、ローテ再編構想を語る「今となっては彼に思うところはないけども…」

  2. 2

    20代女子の「ホテル暮らし」1年間の支出報告…賃貸の家賃と比較してどうなった?

  3. 3

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 4

    「フジ日枝案件」と物議、小池都知事肝いりの巨大噴水が“汚水”散布危機…大腸菌数が基準の最大27倍!

  5. 5

    “ホテル暮らし歴半年”20代女子はどう断捨離した? 家財道具はスーツケース2個分

  1. 6

    「ホテルで1人暮らし」意外なルールとトラブル 部屋に彼氏が遊びに来てもOKなの?

  2. 7

    TKO木下隆行が性加害を正式謝罪も…“ペットボトルキャラで復活”を後押ししてきたテレビ局の異常

  3. 8

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  4. 9

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 10

    松たか子と"18歳差共演"SixTONES松村北斗の評価爆騰がり 映画『ファーストキス 1ST KISS』興収14億円予想のヒット