「体調を整えて出馬しようと思っています」“さくらパパ”こと横峯良郎さんは新党大地の党員として活動
新党大地の党員として活動
「政治家でもあるしね。参議院議員の鈴木宗男さんが立ち上げた政党・新党大地の党員ですから、選挙応援などであちこち行くんです。政治への意欲は薄れていません。次の宮崎県知事選には、体調を整えて出馬しようと思っています」
やる気満々。全国を動き回って、とても体調不良を理由に出馬をとりやめたようには見えない。
「20歳の頃から重症の発作性頻脈があり、40歳までもたない、と言われていました。さらに糖尿病や睡眠時無呼吸症候群、片頭痛があり、31歳のときには脳梗塞、7、8年前には心筋梗塞をやりました。今回、立候補をとりやめたのは右半身にしびれが出て、脳梗塞の再発が疑われ、主治医からドクターストップがかかったから。1週間入院して精密検査したところ、頚椎が神経を圧迫していると。もう満身創痍ですよ」
身長170センチ、体重65キロ。以前より痩せて見える。
「若い頃からたくさん病気をやったから、食事に気をつけ、酒もたばこも、カフェインも砂糖も取っていません。プロゴルファーになったのも、運動のため。やはり、何といっても死が怖い。仲のいい人たちがたくさん亡くなっていますしね。だから、毎日を生き抜くこと。これが生きがいですね」
■孫は8人、ゴルフは「いずれ誰かはやるでしょ」
さて、横峯さんは2004年にプロになり、宮里藍(37)とともに活躍したさくらさんのキャディーとして知られるように。バラエティー番組「さんまのSUPERからくりTV」(TBS系)や、報道番組「ブロードキャスター」(同)などでも活躍した。
「さくらは9年前に結婚してからは、家族で静岡県伊東に住んでいます。『明けましておめでとう』ってやりとりを、年に数回やる程度。仲が悪いわけじゃなく、もう大人ですから。結婚したら、自然にそうなりました」
07年には、第21回参院選に民主党公認で比例区から出馬し当選。ところが、賭けゴルフや不倫、恐喝事件への関与などで週刊誌を賑わせた。
「事務所には『死ね』と書かれたファクスが束になるほど送りつけられ、抗議の電話も毎日、かかってきました。羽田空港から議員宿舎まで、週刊誌のカメラマンが乗った車10台に追いかけられたこともあります。それも、今となっては笑い話ですね(笑)。『よく自殺しなかったね』と言われますけど、死ぬ意味なんてない。誰がどう思おうが、どうでもいい。叩かれて自殺する人がいますが、他人がどう評価するじゃなくて、自分の生きざまが大事じゃないですか」
孫は長女に4人、都内に暮らす次女に3人、さくらさんに1人の合計8人。男の子が3人、女の子が5人だそうだ。
「一番上は小学校2年生、一番下は2歳。みんな幼いから、まだゴルフはやらせていません。いずれ、誰かはやるでしょ。楽しみですね」
(取材・文=中野裕子)