パワハラで“クビ”元楽天・安楽智大の行きつく先は…日本はおろか韓国プロ野球も取り手ナシ
行きつく先はどこか。
同僚選手に対する暴行、パワハラが発覚し、楽天を自由契約となった安楽智大(27)。楽天は15日に“再発防止策”を公表し、チーム全員を対象にした年2回の面談などを行うという。
一方で、安楽は来季どうなるのか。今季は中継ぎとして57試合に登板、3勝2敗10ホールド、防御率3.04と一定の成績を挙げたものの、今回の不祥事により、NPB12球団(二軍球団含む)でのプレーは事実上、閉ざされた形だ。
「果たして、国内の独立リーグでも取るところがあるのかどうか……今年、女性問題の不祥事が発覚した西武の山川でさえ、ゴーサインを出さない球団が多かったそうですから」とは、独立リーグ球団のフロント関係者だ。
海外へ活路を見出す手はある。ただ、もっとも日本との実力差が近い韓国プロ野球(KBO)は、「日本以上に取り手がないでしょう」と、韓国球界関係者がこう続ける。
「そもそもKBOは外国人枠が3つしかなく、その3枠を投手、野手だけで埋めることはできない。投手を2人獲得するにしても、基本的には『先発ローテの1、2番手』を想定している。安楽のような救援投手が入る余地はほぼありません。しかも、獲得対象になるのは米球界か日本球界でプレーする北米、中南米出身選手。日本から韓国へ移籍した先発投手は、2009年にSKに入団した門倉健(中日、巨人など)以降、一人もいません。不祥事に関しても韓国は日本以上に厳しい面がある。飲酒運転した選手は一発解雇です。21年には、コロナ禍での規律違反で72試合もの出場停止処分を受けた選手もいますから」