男子W杯ジャンプ小林陵侑 逆転で今季初勝利、通算31勝目
北京五輪金メダリストが本領発揮である。
ノルディックスキーのW杯ジャンプ男子は日本時間15日、ポーランド・ビスワで個人第13戦(ヒルサイズ=HS134メートル)を行い、小林陵侑(27)が2本合計269.4点をマークして今季初勝利。通算31勝目を挙げた。
小林は1回目こそ131メートルで5位と出遅れたが、2回目に最長となる139.5メートルを飛んで逆転。シュテファン・クラフト(30=オーストリア)、アンドレアス・ウェリンガー(28=ドイツ)ら欧州勢のライバルを抑えて今季初めて表彰台の真ん中に立った。
今季の小林は、過去8戦は優勝から遠ざかっていた。欧州伝統で年末年始恒例のジャンプ週間で2季ぶり3度目の総合優勝を果たしたが、一度も1位に立たずに4戦連続2位だった。
W杯個人総合優勝争いではヤン・ホール(25=オーストリア)、ウェリンガーに次いで691ポイントで3位をキープした。
日本勢では他に二階堂蓮(22)が12位、小林潤志郎(32)が26位だった。
▼小林陵侑のコメント
「(優勝は)全然考えられなかった。(逆風に)どはまりして、吹き飛んでいった」